2010年10月15日金曜日

発達障害の学生支援 (2)「共育」で理解深める

読売新聞 
東北公益文科大学(山形県酒田市)で10月9日に開かれた「インクルージョン社会論」の授業。15人の学生が視覚障害者の移動介助や、点字の名刺作りなどを体験した。「指で点字が読めるのを『すごい!』と言う人がいるけれども、視覚障害者にとっては平仮名を読むのと同じこと。そこが分からないと、すべての人々が排除されることなく幸せに生きられるインクルージョン社会は実現しない」。発達障害学生への支援では、板書や資料を使ってより丁寧に説明するようにするなど、授業のユニバーサルデザイン化を進めている。言葉で話すだけでは理解が難しいという障害の特性に配慮したものだ。この結果、発達障害のある学生だけでなく、障害のない学生からも「分かりやすい授業になった」と好評だという。

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