中日新聞
重い知的障害のある名古屋市守山区の伊藤晃平さん=当時(15)=の事故死に伴う損害賠償をめぐり、遺族が障害のない同世代と同等の賠償を求めた訴訟で、遺族側の支援集会が16日、同市中区の市女性会館で約30人が参加してあった。原告代理人の岩月浩二弁護士は「収入や将来の収入見込みで賠償額が決まる問題は障害者だけにとどまらない」と訴えた。伊藤さんは福祉施設で階段から落ちて死亡。障害がなければ慰謝料と逸失利益を合わせ6000万円程度とされる賠償額を、施設側保険会社は「将来収入を想定できない」と逸失利益をゼロとして約1500万円を提示、遺族側が昨年提訴した。
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