2010年9月7日火曜日

知的障害者 裁く難しさ 佐賀

朝日新聞 
2009年に刑務所に入った受刑者約2万8千人のうち、23%にあたる6520人は知能指数が知的障害相当だった。7月末に法務省がまとめた矯正統計年報で分かった。県内でも、罪を犯したとされる知的障害者の法廷が続いている。しかし、弁護人も含めて被告と法律家との意思疎通がうまくいかない例が少なくない。外国人の被告には通訳がつく。目や耳が不自由な被告には手話などが活用されている。それに比べて、知的障害者の被告を取り巻く環境は整備が遅れていると感じた。被告の権利保障や、裁判の役目の一つである真実究明のために改善する必要がある。どうするべきかを社会で議論するには、法廷の現状を多くの人が知ることが必要だろう。

0 コメント:

コメントを投稿

▲ このページの先頭へ戻る