MSN産経ニュース
先天性脳機能障害とされる自閉症の長男を持つ米在住の主婦、久保由美さんが現地で起業し、米アップル社の高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」や携帯型端末「iPad(アイパッド)」で使える自閉症向けの会話支援アプリ(ソフトウエア)を開発した。日本語版と英語版が販売されたが、利用者は韓国や中国、イタリア、北欧など21カ国に広がった。久保さんは2007年に発売されたアイフォーンの機能に注目。自閉症支援に活用しようと、翌年に同州のシリコンバレーでソフト開発販売会社「スペクトラムビジョンズ」社を設立し、スタンフォード大の精神科医や言語聴覚士、支援学校の教師らの協力を得て昨年11月に会話支援ソフト「Voice4u(ボイス・フォー・ユー)」を開発した。久保さんは「自閉症を抱える人たちの悩みは世界共通。世界中の人に使ってほしい」と話している。
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