大阪日日新聞
建設業を営む中で、誰にも使われなくなった奈良県の廃屋を多くのボランティアたちとともに再生。飲食店を営業し、さまざまなイベントも開けるコミュニティースペース「空(くう)」として運営する。障害のある人も輝ける就労環境と、身近なつながりで食材などをそろえる内需型経営で、中小企業の未来を切り開こうと試行錯誤を続けている。「空」では生産性を重視していないため、急激な業績アップは望めない。しかし、収益は緩やかに改善。従業員それぞれが、人とのかかわりの中で自分の得意な分野を見いだし、力を発揮するためだという。「働き、ありがとうと誰かに認められ、また働く。これは人間が成長し、生きていくための原点」と山本社長は力を込める。
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