京都新聞
障害者福祉施設と共同で商品企画や製作に取り組む企業が増えている。施設に軽作業を外注する従来の関係から一歩踏み込み、障害がある人の手仕事に付加価値を付けて消費者にPRしている。CSR(企業の社会的責任)活動の普及もあり、京都でも中小企業を中心に広がってきた。多くの障害者福祉施設は下請け業務や自主製品販売で得た収益から利用者に工賃を支払うが、「平均手取り額は1人月7千~8千円」(西寺育成苑)と少額なのが悩みだ。このため企業の販売網やブランド力を借りられる「協業」に期待している。
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