2010年5月14日金曜日

荒れた言葉 無意識に

朝日新聞 
電車の中や職場で「死ぬ」「殺す」などの乱暴な言葉を無意識に発する---。「トゥレット症候群」という発達障害の人で、こんな症状が出る人がまれにいる。中には専門医の診断や治療を受けないまま長期にわたって周囲の偏見にさらされる人もいる。県内在住のある男性(29)の場合、症状に気づいてから診断を受けるまで10年余りかかった。東京大学医学系研究科の金生由紀子准教授(こころの発達医学分野)によると、トゥレット症候群は多くは18歳以前に発症する。発達障害の一種。発声と動作のチックが1年以上続く場合に診断されることが多い。発症率は米国の診断基準では1万人に5人程度だが、もっと高率の可能性もある。当事者や家族らの団体「日本トゥレット協会」の会員数は220人(09年度)。

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