2010年1月15日金曜日

発達障害ニュース 1月15日

誰かがやらねば 山口市・杉江宏亮 毎日新聞
姪(めい)と甥(おい)は知的障害者。2年前、高齢の父親が認知症で特別養護老人ホームに入所し、1年後に母親が病死して、障害者姉弟2人が残された。両名は無職無収入。面倒を見ようという者は誰もいない。迷いに迷ったが、見るに見かねてやれるところまでやってみようと成年後見人になる。福祉関係の知識ゼロからのスタートだった。

歌って言葉を学ぼう 朝日新聞
歌いながら、言葉を学んで——。名古屋市中村区の音楽療法士堀田喜久男さん(77)が、自閉症などでうまく話せない子どもに発語を促す教材「歌う日本語練習帳」(文芸社)を出版した。堀田さんは、「教員や保護者に活用してもらい、子どもとのコミュニケーションに役立ててほしい」と話している。

平井知事:高等支援学校の早期設置へ調査ーー来年度から /鳥取 毎日新聞
平井伸治知事は14日、軽度の知的障害がある生徒を受け入れる高等特別支援学校について、早期設置に向けて本格的な検討に入る意向を明らかにした。設置場所は、既存校舎の活用も含めるとし、「寄宿舎を伴う形になるのではないか」と述べた。10年度に設置に向けた調査を始める。

高等養護9校定員超え 道教委、当初出願状況を発表 北海道新聞
道教委は14日、知的障害者を対象とした道立高等養護学校の2010年度の当初出願状況を発表した。13校25学科のうち、出願者総数は09年度当初より33人多い620人で、定員を増やしたため、総定員(632人)を下回ったが、9校11学科で定員を超えた。入試は2月1、2日に行われる。

遊休農地:障害者授産施設が一役、ゼロに 橋本・恋野地区で小麦など耕作 /和歌山 毎日新聞
地域の遊休農地をなくそうと橋本市恋野の知的障害者通所授産施設「夢あじさい」(辻本賢三理事長)の通所者や職員らが、07年から遊休農地を預かって耕作している。今冬からさらに作付面積を増やして農家20戸分計4ヘクタールとなり、同地区の遊休農地はゼロとなった。

発達障害も支援対象、周知徹底を要請 TBS News
知的な障害のないADHDや学習障害などの「発達障害」が障害者自立支援法の支援の対象であることを改めて周知徹底するよう、厚労省は地方自治体に要請しました。厚労省は地方自治体の担当者を集めた会議で、「発達障害」について障害者自立支援法の支援の対象で、相談支援や自律訓練、就労支援などのサービスが受けられることを徹底するよう、改めて求めました。

事故死の自閉症児モチーフに父親が映画作成、広がる上映の輪/横浜 カナロコ
15歳で事故死した自閉症の長男をモチーフに、脚本家で特定非営利活動法人(NPO法人)理事長の父・山下久仁明さん(49)が映画「ぼくはうみがみたくなりました」(福田是久監督)を製作、じわじわと支援・上映の輪が広がっている。自閉症・発達障害の人たちの日常と周囲の人たちとの交流を描いたこの映画は、22日まで「ジャック&ベティ」(横浜市中区若葉町)でも上映されている。

発達障害、基礎知識から理解を 鶴南養護学校長の尾崎さんら出版 長崎新聞
発達障害の子どもたちへの理解を深めてもらおうと、県立鶴南養護学校(長崎市蚊焼町)校長の尾崎洋一郎さん(60)らが「発達障害とその周辺の子どもたち〜発達促進の基礎知識」(B5判160ページ)を出版した。

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