2009年10月29日木曜日

広島少年院暴行事件で、元首席専門官が無罪主張

MSN産経ニュース
広島少年院(広島県東広島市)で収容少年の首を絞めたなどとして、特別公務員暴行陵虐の罪に問われた元首席専門官、向井義被告(48)=起訴休職中=は28日、広島地裁(奥田哲也裁判長)の初公判で「陵辱、加虐を意図したものではなく教育指導の目的だった」と起訴内容の一部を否認。弁護側は「正当な矯正教育」と無罪を主張した。
「心からのごめんなさいへ」(品川 裕香 著)は、結局途中で読むのをやめてしまいました。また向井被告の逮捕後に読み始めましたので、どうしてもフィルターがかかってしまいます。

向井被告は、業務改革を行なうビジネスコンサルタントのように思えました。自分の考えが通る環境になるまで辛抱強く待ち続け、機が熟したところで少年たちとの関係の中で疲弊していた教官たちにやる気を起こさせて組織としてまとめ上げる。その手腕に優れていたのだと思います。海外で調べた教育プログラムを熱心に指導しながら、教官たちにはいままでやってきたことを自信を持ってやればいいんです。みたいに言うのは企業の社員研修セミナーを思い浮かべます。

その実践が教育関係者に認められて、向井被告だからこそできるとなったのだと思います。少年たちのことをほんとうに考えているって感じはしませんでした。

裁判は続きますので注目していきたいです。

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