岩手日報
一関市大東町大原の障害者福祉サービス事業所室蓬館(しっぽうかん)(金野育朗施設長)は、「中尊寺落慶供養願文(がんもん)」を英訳したTシャツの印刷を手掛けている。利用者が一文字一文字丁寧に転写。利用者の丹念な手仕事が、奥州藤原氏初代清衡の平和思想PRを後押ししている。室蓬館の20代男性利用者が、アルファベットの小さな文字に沿って、金色のシートをナイフで切り取り、Tシャツに熱転写する。手先の器用さと根気が必要で1日に制作するのは5枚程度。シルクスクリーンでの印刷も行うが、熱転写の方が仕上がりが良く長持ちするという。毛越寺、中尊寺の売店などで販売している。
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