NHK
環境の急な変化に対応するのが苦手な自閉症の人が東日本大震災でどんな問題に直面したのかを知り、よりよい支援につなげようというシンポジウムが東京で開かれました。障害の特性が一見分かりにくいため、ふだんから福祉サービスを受けていた人以外は、支援から漏れたケースも多かったことなどが報告されました。環境の急な変化でパニックになった自閉症の人が避難所で騒いで周囲の人とトラブルになり、車の中や壊れた自宅での生活を余儀なくされたことを指摘しました。一方で、一部の避難所では、自閉症の人と家族のために、ついたてで区切った場所を作り、うまく対応できたケースなども報告されたほか、自閉症だとすぐ分かるシンボルマークを作って身につけてもらい、素早い支援につなげるべきだという提案もありました。
0 コメント:
コメントを投稿