下野新聞
発達障害児への教師の対応を、先進地米国の取り組みから学ぶカウンセリング講座「違いを活かした授業実践〜『みんなちがってみんないい』を実現するには〜」(日本学校教育相談学会栃木支部主催)が4日、宇都宮市の県教育会館で開かれた。講演したニューヨーク州認定スクールサイコロジストのバーンズ亀山静子さん(55)さんは、「一人一人の違いを生かすには教師が固定観念を捨て、柔軟になることが大切」と訴えた。学習を支援する環境整備「アコモデーション」は、「課題に選択の余地を与える」「授業や教科書のオーディオ化」「カリキュラムの簡素化」などがあるという。「通常教育の守備範囲を広げることが必要。子どもにとって選択できるというのは興味、動機付けになる」と推奨した。
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