2011年1月8日土曜日

施設辞め、行動に変化/放火容疑の男性 福島

朝日新聞 
父親や、男性が通った施設の関係者によると、男性は軽度〜中度の知的障害があり、養護学校高等部を卒業後、福島市内の知的障害者らの就労施設に通い、段ボールを組み立てる作業などをしていた。同じ施設に亡くなった姉(29)と弟(19)も通い、元職員は「きょうだい仲が良かった。男性は姉の言うことをよく聞いていた」と振り返る。「施設の相性は行ってみないと分からない」。男性が最初に働いていた施設を運営するNPO法人理事長の五十嵐裕治さん(69)はそう話す。「相手からの目線など、ほんのささいなことでその施設と合う、合わないが決まることが多い。『合わなかった』という理由も本人ではうまく説明できなかったのではないか」と言う。

「男性を悪者にして済む話ではない」と元職員。「養護学校卒業後、知的障害者が働いたり、家族以外と交流したりできる行き場所を確保することは、本人にも家族にとっても必要だ」と指摘する。家族をサポートするため、施設内に専門的知識のある人材を配置することも提案する。

1 コメント:

sogamoni さんのコメント...

捜査関係者は、逮捕直後の男性について「取り調べ中もにこにこしていた。自分が何をされているのか分かっていないのかもしれない」と話した。

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