2011年1月10日月曜日

『さん さん さん 障害児3人 子育て奮闘記』 佐々木志穂美著

MSN産経ニュース 
広島県呉市在住の著者は幼い頃から手紙を書きまくり、やがて普通の主婦となり、出産するが、子供たちは3人とも障害を持って生まれてきた。「母から子への手紙」コンテストに応募し、大賞を受賞した著者は、作家の玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)さんから「この人は、書くことで、強く生きている」と評され、「長いのを書いてみたら」と勧められる。そして本書が生まれるが、出版社は倒産。しかし今回、縁あって文庫化が実現した。「幸せ」とは何かが、あくまでもユーモラスな筆致で綴(つづ)られている。(新潮文庫・380円)

0 コメント:

コメントを投稿

▲ このページの先頭へ戻る