2010年9月28日火曜日

分け隔てのない通所介護 兵庫

東京新聞 
兵庫県姫路市の閑静な住宅街の一角に、普通とは違った通所介護(デイサービス)施設がある。築三十年の木造二階建てを改造した「はなのいえ」だ。従来の通所介護は福祉行政の縦割りを反映し、高齢者だけ、障害者だけ、子供だけと別々だった。だが、「はなのいえ」ではすべて一緒にケアする。二〇〇四年から始まった。ケアの対象者を区別しない通所介護は「富山型」と呼ばれるように、一九九三年に富山市で、看護師出身の有志女性三人が初めて開設した。お役所では思いつかない発想なのだろう。福祉分野の常識を破る試みとして注目され、少しずつ全国に広がり始めた。

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