2010年9月5日日曜日

ネコのあくび:丸の内にて

毎日新聞 
夏休み中の子どもたちがお父さんやお母さんの働いている職場を訪ねる。みずほコーポレート銀行の「子ども参観日」を見に行った。本物の1億円を持つ体験や昔の貨幣について学んだ子どもたち50人以上が会議室に集合した。父母たちも遅れてやってきた。青色ジャケットを着た4人の女性も紹介された。いずれも知的障害がある。7月からトライアル雇用として東京・丸の内の本社で働いている。元気な声で自己紹介する様子を子どもたちが真剣な顔で見つめている。パソコン入力や郵便物を運んだり、資料をシュレッダーにかけたりしている。各職場を回ってプリンターに用紙を補充するのも大事な仕事だ。オフィスの空気を青色ジャケットの女性たちがやわらかくする。

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