2012年2月29日水曜日

高次脳機能障害の男性死亡 遺族が施設運営者を提訴へ‎ 宮城

河北新報 
高次脳機能障害の男性=当時(50)=が東日本大震災後、一時的に保護されていた仙台市泉区のグループホームを抜け出して川に転落、死亡したのは、ホームを運営するNPO法人(泉区)側の安全配慮義務違反や説明義務違反のためだとして、遺族が法人に約9000万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こすことが27日、分かった。男性は施設入所の必要はなかったが、避難所生活は困難で、家庭の事情から帰宅もできなかった。裁判は、福祉施設が災害時、障害者保護のために取った緊急措置について、どこまで責任を負うべきかが焦点となるとみられ、福祉の現場に大きな影響を与えそうだ。

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