2012年12月20日木曜日

東大など、ラパマイシンは結節性硬化症モデル動物の自閉症の主な症状を改善することを発見

日本経済新聞 
東京大学大学院医学系研究科の水口 雅教授らは、東京都医学総合研究所の池田和隆参事研究員ら、順天堂大学の樋野興夫教授らとの共同研究により、自閉症の主症状である社会性相互交流障害がラパマイシン(mTOR阻害薬の1種)により改善することを、2種類の結節性硬化症モデルマウスを用いた動物実験により明らかにしました。自閉症は社会的相互交流障害、コミュニケーション障害、反復的・常同的行動を主症状とする発達障害です。結節性硬化症は自閉症を高率に合併し、自閉症の基礎疾患の中では頻度が最も高いものです。自閉症に対する薬物治療は、従来表面的な対症療法がほとんどで、社会的交流障害を改善する効果は乏しかったのです。

0 コメント:

コメントを投稿

▲ このページの先頭へ戻る