富山新聞
立山科学工業(富山市)が開発した無線タグで位置情報を把握するシステムが、約30 人の障害者が働くトヨタ自動車子会社のトヨタループス(愛知県豊田市)で採用された。 障害者が働く施設での採用は国内でも初めて。開発したプロジェクトチーム(PT)は今年度のエンジニアリング協会(東京)のエンジニアリング功労者賞に選ばれた。トヨタループスは社内メールの管理や印刷などが主な業務。社員の約3分の1が障害者 で、障害の内容や程度が異なる。1秒に1回電波を発信する無線タグや受信機、アンテナなどを組み合わせたシステムを構築。社屋を施工した大林組やトヨタ自動車とも協力し、約200人の位置情報や作業中の動きを把握し、自動ドアの開閉や非常時の通報ができるようにした。
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