静岡新聞社
湖西市内で乗用車を盗んだとして窃盗罪などに問われた浜松市の工員の男(26)の判決公判が10日、静岡地裁浜松支部であった。弁護側は、被告に軽度の知的障害があったことなどから累犯窃盗事件としては異例の罰金刑を求めていたが、青沼潔裁判官は、懲役1年2月(求刑懲役2年)を言い渡した。青沼裁判官は判決理由で、過去の自動車盗事件の猶予刑や懲役刑の直後に犯行を繰り返していることを挙げ、「常習性、規範意識の欠落は顕著。精神遅滞の影響も限定的で、できる限り配慮しても罰金刑は選択できない」と指摘した。
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