河北新報
知的障害者の刑事責任の判断について、日本司法精神医学会の会員でもある一陽会病院(福島市)の伊藤光宏院長は「事件当時の行動も大事だが、もともとの知的能力のレベルが重視される。自分のことをうまく表現できないこともあり、本人と周囲からじっくり話を聞かないと判断は難しい」と指摘する。知的障害者の親らでつくる「福島市手をつなぐ親の会」の五十嵐裕治会長は「知的障害者にとって『死』という概念を理解するのは困難を伴う。次男も家族が死んだことを認識できていないのではないか。責任能力の有無については、専門家が厳密に調べてほしい」と訴える。
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