朝日新聞
自前で障害者施設を建てようと、バザーなどの活動で15年間資金作りに取り組んできた尾張旭市の団体が、積み立てた120万円を市と近郊の計8施設に15万円ずつ寄付している。この団体は「ドリーム」。障害児を持つ親の間から「夏休みに子どもたちが過ごす場所がない」という話が出たのが、活動の始まり。通所施設を作ることを目標に、1996年に保護者22人、障害児24人で発足した。ところが、建物を自前で建てる段階まで進んだところで、障害の程度の違いや施設の職員の配置などの課題が持ち上がった。時間が経過するなか、今年3月までに、会員の障害児全員が養護学校高等部などを卒業。施設の必要がなくなり、積立金を障害児が通った施設に寄付することを決めたという。
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