2011年3月30日水曜日

「なぜ」に答えるものなし 無力感漂う父親「何も無くて死ぬはずがない」

スポーツニッポン 
知的障害がある安永健太さん=当時(25)=が、佐賀県警の松雪大地巡査長(30)らに取り押さえられた後で死亡した日から3年半。佐賀地裁は29日、松雪巡査長に無罪を言い渡した。何が起きたのか、誰が悪いのか、何も分からない結論に、父親の孝行さん(49)は「何も無くて死ぬはずがない。健太に報告できることがない」と、無力感を漂わせた。今でも自転車の音を聞くだけで安永さんを思い出すという孝行さん。「裁判自体にそもそも意味がない。私の気持ちは何も変わらない」と話している。

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