2011年2月7日月曜日

反射鏡:「エコチル調査」は最初が肝心=論説委員・青野由利

毎日新聞 
環境省が1月から参加者募集を始めた「エコチル調査」もコホート研究だ。何それ?という声が聞こえてきそうだが、エコはエコロジー、チルはチルドレン。「子どもの健康と環境に関する全国調査」という名の国家プロジェクトだ。環境省によれば、この20〜30年の間に先天異常や小児ぜんそく、発達障害などが増加した。背景に、ダイオキシン類や重金属、農薬など化学物質への暴露の増加、生活習慣の変化があるのではないか。そんな仮説に基づき、発病と環境、生活習慣や遺伝との相互作用を解明するのが目的だ。

0 コメント:

コメントを投稿

▲ このページの先頭へ戻る