秋田魁新報
一枚の絵がある。題名は「ぐるぐるぐる」。動物たちが笑い、ぐるぐる回っている。種類も何も関係なく、楽しそうに、溶け合うように。 描いたのは小野崎晶(あき)(21)=大仙市大曲。大曲養護学校の中学部時代に手掛けたアクリル画だ。この絵を目にした時、母親の静(しずか)(52)は思った。ーみんな笑顔だなあって。下絵なしで、紙をくるくる回しながら描いたと先生が教えてくれました。 ある人は絵を見て「晶さんの中では、すべて平等なんですね」と静に言った。キャンバスに向かった時、晶は何を感じたのだろう。何が見えたのだろう。
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