中日新聞
知的障害者が通う岐阜市東改田の授産施設「すまいるはうす」が存続の危機に陥っている。これまで無償で土地と建物を貸してくれた所有者が、来年3月までに手放す意向を示したためだ。「子どもたちが通い慣れた場所を守りたい」と、保護者たちは資金集めの活動に乗り出した。松田氏側は昨年11月、保護者に今年3月までに3000万円で土地と建物を買い取るよう条件を提示した。無理な場合は第三者に売り渡すことになり、施設の存続は困難になる。妻は施設を手放す理由を「私たちも年老いた。娘は知的障害者。親としては不動産ではなく、現金としてお金を残してやりたい」と説明。松田氏が昨年7月で議員生活を引退したことから「生活が完全に東京に移り、施設に顔を出すこともできない中、慈善事業を続けていくのは困難」と話している。
0 コメント:
コメントを投稿