2010年9月25日土曜日

違いを力に - 発達障害をめぐる現場から 第1部 本人と家族の挑戦(3)

大阪日日新聞
仲間から「救いの手」二次障害の克服に助言
広野代表が注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断を受けたのは約10年前。そのころは自分に「絶望」し、うつ病を発症していた。小学校のころから忘れ物が多く、人の話を聞いていないと怒られた。大学で一人暮らしを始めると、部屋の中を片付けられず、金銭や食事の管理もできない。日に日にうつ症状は悪化した。発達障害への対応をより難しくするのが、この「二次障害」と広野代表。「回復に時間がかかる上、発達障害の特性を理解していなければ根本的な解決にならない」発達障害のある成人が十分な対応を受けられるのは大阪府内で5、6施設程度という、医療体制の不十分さも指摘する。「その中で大きな支えになるのが仲間との出会い」だ。

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