2013年9月30日月曜日

障害者虐待:西東京の施設を厳格処分へ 東京

毎日新聞 
西東京市の知的障害者入所施設「たんぽぽ」(社会福祉法人田無の会運営)の虐待問題で、東京都は、障害者施設としての指定の一部の効力停止(新規利用者の受け入れ停止)の処分を行う方針を固めた。期間は1年間前後で、近く施設側に通知する。虐待を認めず、理事会刷新などの指導に十分応じていないとして、現入所者に影響を与えない範囲で重い処分が必要と判断した。障害者総合支援法に基づく措置で、同種施設としては例が少ない厳格な措置となる。

障害者の会話支援アプリ開発 島根

中国新聞 
島根大総合理工学部を今春卒業した稲村駿さん(23)=松江市=が障害者の会話支援アプリ(応用ソフト)「STalk(エストーク)2」を開発し、日本リハビリテーション工学協会主催の福祉機器コンテスト・機器開発部門で最優秀賞を受賞した。自身も広汎性発達障害の診断を受けており、当事者の目線で生まれた使いやすさが評価された。スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末向けアプリで、特別支援学校の教員など主に支援者の利用を想定する。発達障害や知的障害などで、言葉だけでは会話を理解しにくい人のために「いつ、どこ、だれ」など文章構造に沿って画面にイラストや写真を表示し、理解を助ける。

「しょうぶ学園」展:障害者の自由な表現100点 京都

毎日新聞 
鹿児島市の障害者支援施設「しょうぶ学園」にある「工房しょうぶ」の取り組みを紹介する「しょうぶ学園展『細胞の記憶 表現のかたち』」が、京都造形芸術大(京都市左京区)のギャルリ・オーブで開かれている。同大学こども芸術学科の教員と学生の企画・運営で10月12日まで。しょうぶ学園は1973年に開設され、障害者の自由な自己表現を促す活動は約30年に及ぶ。同学園施設長の福森伸さんは「その人がその人らしくあるためのツールとして(創作活動を)とらえている。入場無料。会期中無休。午前10時半〜午後6時半(最終日は5時まで)。

2013年9月26日木曜日

障がい者の月給を10倍にする店

ダイヤモンド・オンライン 
宅急便の創始者、ヤマト運輸の小倉昌男さんが、障がい者雇用のために15年前に始めたスワンベーカリー。この店では、世間で月給1万円以下に過ぎなかった障がい者の賃金を10万円にすることを目標に、現在、全国27店舗、354人の身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者が働いている。

知的障害者を捜査時から支援、長崎に全国初のセンター 長崎

読売新聞 
知的障害などがある容疑者や被告について、捜査・公判段階から福祉的な観点で専門家らが検察や弁護人に助言し、更生につなげる「司法福祉支援センター」が25日、長崎市に設置された。刑務所や矯正施設を出た後の更生支援は全国で行われているが、捜査・公判段階での支援に特化した専門機関の設置は全国初。犯罪を繰り返す「累犯障害者」の効果的な更生や再犯防止に向けた新たな支援の枠組みで、成果が期待される。センターは、累犯障害者の更生支援に取り組む社会福祉法人「南高愛隣会」(長崎県雲仙市)が設置、運営。厚生労働省のモデル事業で、今後、全国に広げることも検討されている。

梅田ロフトで「フリポップ エキスポ」障がい者が作るポップな雑貨集結 大阪

梅田経済新聞 
梅田ロフト(大阪市北区茶屋町、TEL 06-6359-0111)7階ロフトフォーラムで現在、障がいを持つ作り手の雑貨作品を集めた「FREE POP EXPO(フリポップエキスポ)」が開催されている。「障がいがあるからこそ自由な発想で面白いものができると注目を集めている」という「フリポップ雑貨」。同エキスポでは、各工房での「ものづくりの現場」と雑貨を紹介する図録を制作。会場では、作品販売とパネルで制作風景を紹介する。開催時間は10時30分~21時(最終日は17時まで)。10月8日まで。

カレッジ早稲田:支援学校卒後の知的・発達障害者向け教育機関、開校 東京

毎日新聞 
特別支援学校高等部を卒業した知的・発達障害者向けの教育機関「カレッジ早稲田」が10月、新宿区西早稲田に開校する。原則4年制で、職業訓練に加え社会で必要とされるコミュニケーション能力を身につけることを目指す。運営するのは、九州で同様の教育機関2カ所のほか、高齢者や障害者向けの事業所を営む社会福祉法人「鞍手ゆたか福祉会」(福岡県鞍手町)。厚生労働省の「自立訓練事業」と「就労移行支援事業」を組み合わせるため、運営費などは国によって賄われ、利用料は無料。買い物の仕方や健康管理など社会生活を営むために必要な訓練と、職場実習など就職に必要な訓練を2年間ずつ行う。

2013年9月23日月曜日

東大、血液で自閉症診断-4種の代謝産物指標に

日刊工業新聞 
東京大学大学院医学系研究科の山末英典准教授らのグループは、血液に含まれる成分から「自閉症スペクトラム障害」(ASD)を診断できる可能性があることを明らかにした。ASD患者と健常者の血中に含まれる代謝産物濃度を比較。4種類の代謝産物を指標にすることで、80%の高確率でASD患者を判別できることが分かった。ASDは面談などの主観的な手法で診断されている。今回の研究の再現性がさらに確認できれば、血液成分という客観的指標の診断法開発に貢献すると期待される。

文部科学相 特別支援施設を視察

NHK 
下村文部科学大臣は、新潟県十日町市で小学校と特別支援学校が併設された施設を訪れ、障害がある子どもと一般の子どもが同じ建物の中で学ぶ取り組みを視察しました。新潟県十日町市は、十日町小学校の校舎内に市立の特別支援学校と就学前の子どもの成長や発達を支援する「発達支援センター」を併設し、障害がある子どもと一般の子どもが同じ建物で学んでいます。

豪雨:不明生徒、遺体発見 事故受け特別支援学校が気象警報対応決定 岐阜

毎日新聞 
4日の局地的豪雨で下校途中だった県中濃特別支援学校高等部3年の女子生徒(18)が川に流され死亡した事故を受け、県教育委員会は19日、気象警報が発令された際の高校、特別支援学校の対応について、生徒を下校させず学校で待機させることを決めた。県教委は4日の局地的豪雨で、県立高校71校、特別支援学校17校を対象に対応を調査した。大雨警報発令時の対応は各学校長の判断で異なっていた。

発達障害の若者を学習支援 長野

読売新聞 
発達障害を持つ若者の学びやが来年4月、長野市にできる。学校生活になじめない若者たちに寄り添うのが特徴で、人間関係に不安を持つ全国の18歳以上が通う「本科」と、高校を中退するなどした若者が通う「時間制」の2コースを用意。定員は30人で、10月から募集を開始する。学習支援施設は、東京のNPO法人「翔和学園」が運営し、長野市若里の県社会福祉総合センターの1階に入る。県が4月、運営の担い手を公募していた。県によると、発達障害の若者を対象に受け入れる学習施設を官民共同で設置するのは全国初という。

2013年9月19日木曜日

「障害者雇用率ランキング」トップ100

東洋経済オンライン 
9月は障害者雇用の推進を図ることなどを目的とした「障害者雇用支援月間」。「障害者雇用優良事業所等の厚生労働大臣表彰」をはじめ、国、地方自治体中心にさまざまなイベントが各地で行われている。そこで、今回は障害者雇用などにも積極的な企業が多い『CSR企業総覧』2013年版掲載1128社の中から、2011年度で障害者を5人以上雇用している707社を対象に障害者雇用率ランキングを作成。実際に障害者を積極的に活用している企業を見ていきながら、今後、どのように障害者雇用を進めていくべきなのか考えたい。

20周年を迎えるダイキンの障害者雇用

東洋経済オンライン 
「参考にしてくれる企業のなんと少ないことか」。ダイキン工業の井上礼之会長兼CEOはこう嘆息する。ダイキン傘下の特例子会社、ダイキンサンライズ摂津を見学に来る会社や団体は多い。にもかかわらず、なかなか同じような特例子会社を設置する会社が増えないことを嘆いてのことだ。国内でダイキン工業の障害者雇用率に大きく寄与しているのが、この6月に操業20周年を迎えた特例子会社、ダイキンサンライズ摂津だ。障害者雇用率2.14%という同社の取り組みは、障害者雇用の好事例として各所から評価を受けている。

「読み書き障害」脳の2カ所異常 国立精神・神経センター

日本経済新聞 
国立精神・神経医療研究センターの稲垣真澄部長らは、知能は正常でも読み書きがうまくできない子供の「発達性読み書き障害」では、脳の2カ所で異常が起きていることを突き止めた。障害の正確な診断などに役立つ成果。19日付の英科学誌ブレイン(電子版)に発表した。発達性読み書き障害は「ディスレクシア」とも呼ばれ、知能や記憶は正常だが文字の読み書きなどに支障が出る。この障害を持つ人は国内に100万~200万人いると推定されている。

2013年9月18日水曜日

ソフトバンク、知的障害者向けに「アシストスマホ」を開発 料金は無料

CNET Japan 
ソフトバンクモバイルは9月17日、知的障害のある人たちの社会生活を支援するサービス「アシストスマホ」(仮称)を開発したことを発表した。利用料金は無料で、2014年3月以降に提供する予定だ。同社では、9月18日に開催される第40回国際福祉機器展に出展し、開発中のサービス内容を紹介する。主な機能は、利用シーンに応じた定型文やアイコンをタッチするだけで簡単にメール本文が作成できる「アシストメール機能」、AR(拡張現実)技術を使って、目的地の方向と距離を実風景の中に表示する「アシストナビ機能」、目的地周辺に到着したかどうかを知らせる「みまもるフェンス」などがある。

授産品販売サイト:新装 障害者のぬくもりアップ カード払い、ポイント導入利便性もアップ 兵庫

毎日新聞 
県内の障害者就労施設で作った授産商品の販売サイト「+NUKUMORI(ぷらすぬくもり)」が17日、全面リニューアルした。購入ポイントがたまる会員登録や、代金をクレジットカードでも支払えるなど利便性を向上。一方で、商品に込めた「つくり手の想(おも)い」も掲載し、ぬくもりをアピールしている。リニューアルに合わせ、商品の品質向上や新商品も開発し、売り上げを伸ばして障害者の工賃アップを目指す。同サイトは6月から、3000円以上購入した場合送料を無料化。リニューアルオープン企画として、11月末まで新サイトで会員登録と商品購入した人全員に、500ポイント(1ポイント1円)サービスする。

2013年9月17日火曜日

累犯障害者に猶予判決 福祉で更生、専門家の助言反映 滋賀

時事通信 
知的障害などを抱え犯罪を繰り返す「累犯障害者」らに対し、福祉を通じた更生支援策を提案する民間専門機関「滋賀県障がい者審査委員会」が審査対象とし、窃盗罪に問われた被告の男(61)の判決が13日、大津地裁であり、丸山徹裁判官は懲役1年、保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役1年)を言い渡した。関係者によると、累犯の被告に執行猶予付き判決が出されるのは異例という。地検は2月の初公判で、「福祉支援施設での更生が望ましい」とする同委員会の報告書を証拠として提出。弁護側が提示した支援計画を考慮し、執行猶予5年が相当との意見を付けていた。

グループホーム運営のNPO法人 障害児支援の責任者1年余不在、市が指導 神奈川

カナロコ 
障害者グループホームで不適切な運営をしたとして、NPO法人「PWL」(箕輪一美理事長)が横浜市から改善を求められている問題に絡み、同法人が運営する障害児向けの「放課後デイサービス」で、省令で配置が義務付けられている「児童発達支援管理責任者」が昨年6月以降、1年3カ月にわたって不在となっていることが16日、分かった。横浜市は「適切な支援ができていない状況」として、24日までに配置するよう指導している。

磐田で知的障害者ら英会話講座 静岡

中日新聞 
知的障害者を対象にした英会話講座が、磐田市大久保の知的障害者通所施設「おおふじ学園」で開かれている。県障害福祉課の職員も「知的障害者対象の英会話講座は聞いたことがない」という講座は、講師の人柄が手伝ってか、利用者に笑顔が増える効果も出ている。講師はカナダ人で、市内の小中学校などで英語を教えていた元外国語指導助手(ALT)のメロウズ・ダリルさん(39)。ダリルさんが「障害のある人に何かできることはないか」と学園に相談したのがきっかけ。「知的障害者と英会話を結び付ける発想もなかった」という学園だが、外部の人との接触を喜ぶ利用者が多いことや、ダリルさんの好意を大切にしようと、六月十三日から始めた。

自力通学に安心感、神奈中バスが養護学校マーク表示 神奈川

カナロコ 
平塚市内を走る神奈中バスに、今月から養護学校マークを掲げたバスが登場した。同市には県立養護学校が2校あり、通学する生徒が乗車するバスをひと目で分かるように配慮した。下車するための車内案内も改善。養護学校在籍者が増え続ける中で、学校からの相談に神奈川中央交通(平塚市)が応えた。同社初の手法という。生徒、保護者は「表示や車内案内は大変助かります」と喜んでいる。

障害者はばたく喫茶 好評 香川

読売新聞 
高松市番町の県社会福祉総合センター2階で7月にオープンした喫茶店「cafeはばたき」が好評だ。接客にあたるのは知的障害者3人。障害者が働く機会を広げるため、空いていたスペースを県が無料で提供した。ランチタイムには満席となる日もあり、スタッフは利用客とのふれあいにやりがいを感じている。県によると、県内には80以上の就労支援施設があるが、障害者の自立に向けて仕事の幅を広げ、賃金アップを実現するのが課題だ。このため、事業所が共同で仕事を受注する窓口を2011年10月に開設。菓子やオリジナルデザインのバッグを共同生産する取り組みも進めている。「はばたき」もその一環。県有施設を就労支援の場に無料で貸すのは初めてという。はばたきは平日のみの営業で、午前10時~午後3時。

社会への「滑走路」に千葉市の喫茶店 障害者就労支援 千葉

MSN産経ニュース 
千葉市中央区の千葉公園内の喫茶店「カフェ・ハーモニー」では、平成23年4月から障害者の就労支援が行われている。接客や調理などを通じて社会進出に必要なスキルを学んでもらうことが狙い。店を運営する平林計(かず)重(しげ)さん(63)は「店は彼らが社会へ飛び立つための『滑走路』。彼らのがんばりを支援したい」と話している。

心を癒やす書道展 特別支援学校の濱田さん 兵庫

MSN産経ニュース 
県立あわじ特別支援学校(洲本市)に通う同市の濱田弘暉(こうき)さん(17)による「弘(こう)ちゃんの書道展」が同市本町のファッション&ギャラリー「マルハ」で開かれ、のびのびと書かれた作品が訪れた人らの心を癒やしている。同校高等部2年の濱田さんは、小学1年のころ、大きな筆を使う「ジャンボ書道」に出会い、書道に興味を持つようになり、中学時代の一時期を除いて作品づくりに取り組んできた。29日まで。

2013年9月13日金曜日

豪雨で不明の女子生徒、遺体で発見 岐阜

読売新聞 
岐阜県関市で今月4日の豪雨の際、自転車で下校途中に行方不明となっていた県立中濃特別支援学校高等部3年の女子生徒の遺体が12日、岐阜市茶屋新田の長良川左岸で見つかった。生徒は関市の小林由侑さん(18)で、死因は水死だった。県警関署の発表によると、12日午前10時半頃、捜索中の県警ヘリコプターが水際にうつぶせで倒れている小林さんを発見した。小林さんが行方不明となった翌5日、長良川上流にある関市倉知の藤谷川で、小林さんの自転車が見つかった。遺体の発見現場はそこから約35キロ離れていて、関署は、小林さんが豪雨で水かさが増えていた藤谷川に誤って転落し、流されたとみている。

特別支援学校に爆破予告、生徒ら約600人が一時避難 茨城

TBS News
12日午前、茨城県つくば市の特別支援学校の校舎内に爆破を予告する紙が置かれているのがみつかり、生徒や職員らおよそ600人が一時、避難しました。12日午前8時すぎ、つくば市の県立つくば特別支援学校で、「今日12時に、いくつかの爆発物を爆発させる」と書かれた紙が校舎内に置かれているのを出勤してきた女性職員が見つけ、警察に通報しました。この爆破予告を受け、学校の生徒や職員らおよそ600人と、近くの住民18人が500メートルほど離れた施設に一時、避難しました。

京都地検:累犯の知的障害男性無罪に不服 高裁に控訴

毎日新聞 
京都市内で軽乗用車を盗んだとして、常習累犯窃盗罪に問われた重度知的障害者の無職男性(36)=同市伏見区=について、心神喪失を認定し、無罪を言い渡した京都地裁判決(8月30日)を不服とし、京都地検は12日、大阪高裁に控訴した。地検は「事実誤認がある」としている。

自立へ生徒運営カフェ 日高養護高知みかづき分校 高知

読売新聞 
県立日高養護学校高知みかづき分校の生徒たちが運営するカフェ「イエロークロワッサン」が11日、高知市中万々の同校内に開店した。知的障害を持つ高校生がパンやケーキを焼いて接客もこなし、就職や自立に向けたステップにする。この日はさっそく、大勢の地元の人たちでにぎわった。2、3年生の職業指導プログラムの一環で、テーブル席のみ計16席を設けた。店に立った生徒5人は、最初は緊張した様子だったが、徐々に笑顔を見せ、注文の品をテーブルまで運んだり、レジで会計をこなしたりした。営業は毎週水、木曜の午前10時半~午後2時半。

特別支援学級にiPad導入へ 神奈川・大和市教委

朝日新聞 
障害がある子どもたちの学習を支援するため、大和市教育委員会は市立小中学校の特別支援学級に、タブレット端末(iPad)を導入する方針を決めた。年内に3校で試行し、来年度にも全28校の87学級(423人)に拡大する。4人に1台の配布を目指す。先行する3校には19台を配布。端末1台あたりの児童・生徒数は2・5人になる。目の不自由な子どもに画面を拡大して教材を提示▽文字を読むのが苦手な子どもが音声読み上げ機能で物語を読解▽言葉を聞き取りにくい子どもが画像で視覚的に理解▽録音や読み上げ機能で発声練習▽鉛筆が持てなくても画面を指でなぞって文字を習得――といった活用を想定している。

2013年9月10日火曜日

発達障害者向け学校を14年春開設 長野県、都内NPO誘致 長野

日本経済新聞 
長野県は9日、発達障害をもつ若者の教育を専門的に行う機関を2014年4月に開設すると発表した。東京都内のNPO法人を誘致し、高卒相当年齢以上または高校に在籍している若者などを対象とした「長野翔和学園」を長野市に設置する。翔和学園(東京・中野)が開設する。定員は30人で、高卒相当年齢以上で発達障害などによってコミュニケーションに不安のある人を対象とした「本科コース」、高校中退や不登校、高校に在籍しながらも放課後の時間帯に通う人を対象とした「時間制コース」を開校する。

仙台に発達障害の子どものための学習教室が開校 宮城

全国私塾情報センター 
学習能力開発財団(畠山明理事長)は8月、宮城県仙台市に発達障害や不登校の子どもたちに個別指導をする「学習教室」が開校した。読み書きや計算などのほか、進路相談にも応じる。同財団が設立された契機となったのは、個別指導塾と家庭教師派遣事業を運営する株式会社アップルの家庭教師が、5年ほど前から障害のある子にも教えるようになり、専門的な知識やケアの必要性を痛感したことから、財団を設立しスタッフたちが情報を集め方法を学んだ。

2013年9月4日水曜日

入所者への傷害容疑で元職員を書類送検 北海道の知的障害者施設 北海道

MSN産経ニュース 
入所者に暴行してけがを負わせたとして、北海道警中標津署は別海町の知的障害者施設「柏の実学園」の35歳と42歳の元職員の女性2人を傷害の疑いで書類送検した。書類送検は2日付。容疑は2月、30代の女性入所者が別の入所者に向かっていったのを止めようとして、35歳の職員が女性入所者を床に突き倒したとしている。さらに女性入所者を押さえ込んだ際に髪を引っ張られた42歳の職員が、女性の顔を平手打ちし前歯を折る傷害を負わせた疑い。

広島特別支援学校:16年度をめどに、知的障害児ら受け入れ 広島

毎日新聞 
県教委は2016年度をめどに、身体障害のある児童・生徒が通う広島特別支援学校(安佐北区倉掛2)で、知的障害を持つ児童・生徒を受け入れる。知的障害者が現在通学している広島北特別支援学校(同区三入東1)が、児童・生徒数増加から教室が不足しているためで、新校舎建設など施設整備を進める。県教委教育改革推進課によると、広島特支には、今年5月1日現在で小学〜高等部の90人が在籍している。在籍数はここ数年、90人前後で推移している。一方で、広島北特支は04年に123人だった在籍者数が今年は280人になるなど増加を続けており、教室数不足からプレハブの仮設教室で授業をするなどの対応を取っていた。

2013年9月3日火曜日

障害乗り越え念願の個展 足利・川島直人さん(20) 栃木

MSN産経ニュース 
足利市内の身近な風景や草花を水彩画に描き続ける同市の会社員、川島直人さん(20)が発達障害を乗り越え、今月7日から同市立美術館(同市通)の特別展示室で念願の個展を開く。精緻で豊かな色彩が市内外で評判となり、同館の働きかけで開催に至った。精魂を込めて描いた作品30点が展示される。川島さんは軽度の知的障害を伴う発達障害と聴覚障害を持つ。中学2年のとき、担任教諭の勧めで水彩画家、安野光雅氏のスケッチ画を模写。市内のアトリエに通い、水彩画の才能を開花させた。「川島直人展」は前期が29日まで、後期が10月8~27日。無料。

不登校、自閉症…子供たちの「居場所」25年 千葉

読売新聞 
千葉県柏市豊四季のフリースクール「ゆうび小さな学園」が、創立から25年目を迎えた。放課後の居場所としてスタートし、不登校や自閉症など様々な子供たちの心のよりどころとなってきた。25周年を記念し、9月には発達障害をテーマにシンポジウムを開く。同園は、東京都内で小学校教諭を40年務め、普通学級に自閉症児を受け入れる教育を実践してきた内堀照夫代表(83)が、自身の信条に共鳴してくれたかつての教え子たちの保護者から資金提供を受け、1989年に設立した。シンポジウムは9月8日午後1時半から同園(柏市豊四季360の2)で行われ、児童精神科医の石川憲彦さん(66)を講師に、発達障害との共生について考える

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